イスラム幾何学をモダンに解釈したジュエリー「Rhapsody」

アラシュ・ラードによる中東の歴史と文化を讃える優美なネックレス

「Rhapsody」は、イスラム幾何学のパターンを選び出し、新たなデザインに発展させることから始まります。デザインは、ハンズオンとデジタルプロセスを組み合わせてイラストを開発し、スケッチを絞り込み、モックアップを作成することで進行します。次に、モックアップを人体に試し、ユーザーからのフィードバックを収集し、製品を改良するための改訂のラウンドを行います。

このプロジェクトは、イランのマシュハド市で伝統的な技術と素材を用いて製作されました。マシュハド市はムスリムの巡礼地であり、伝統的な工芸品の中心地でもあります。このネックレスは、エレガントでスタイリッシュなルックを求める人々のために作られた現代の着用可能な彫刻と言えるでしょう。

「Rhapsody」は、中東の文化的な誇りと遺産への回帰の傾向に影響を受けています。アラシュ・ラードデザインでは、豊かな文化の尊厳と現代のエレガンスを両立する製品を作り出す努力を尽くしています。地元の知識と伝統的な道具や素材を現代の美学と理論と組み合わせることで、この目標を達成しようとしています。

このプロジェクトは2020年2月にイランのマシュハドで始まり、最初のサンプルは2020年12月に製作されました。A'デザインアワード＆コンペティションは、この製品を世界に初めて紹介する場となります。

「Rhapsody」は、2021年のA'ジュエリー、アイウェア、ウォッチデザインアワードでシルバーを受賞しました。シルバーA'デザインアワードは、技術的な特性と素晴らしい芸術的技能を備えた、創造性と専門性が際立つデザインに授与されます。これらのデザインは、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、驚嘆を引き出します。